●アロハシャツの歴史

通の人は「アロハシャツ」のことを「ハワイアンシャツ」と呼びます。 それは「アロハシャツ」という名称自体が、1936年にエラリー・チャンというシャツ の仕立屋のオーナーが商標登録した名称にすぎないからです。 もともと「アロハシャツ」という呼称はエラリー・チャンによって商標登録される前 からあったようです。例えば「ムサシヤ」という日系人経営の店でもエラリー・チャ ンの商標登録前に「アロハシャツ」という名称でシャツが作られていたことが確認さ れています。

<1920年代>
ハワイは1898年にアメリカ合衆国に併合されるのですが、1920年代にはアロハシャツ の原型となるタパ柄(ポリネシア系の柄)のシャツが主にテーラーメイドで作られる ようになり、日系人の間でも着物をシャツに仕立て直して着るということが行われま す。このころシャツに使われた素材は綿、絹が主流でした。いまヴィンテージハワイ アンシャツコレクターが最も価値を見出すレーヨンのハワイアンシャツはまだこの時 点では生まれていません。レーヨンという素材自体は既に工業製品化されていたもの のプリントの技術や量産技術がそれに追いついていない状態でした。 アメリカ合衆国への併合に伴い、ハワイは観光産業化および、軍の重要な基地化とい う2つの側面を持つようになります。ハワイアンシャツは庶民だけでなく観光客のみ やげ物や軍人のみやげ物としてももてはやされます。 観光化という側面では、マトソン・ナビゲーション・カンパニーによる豪華客船運 行、ロイヤルハワイアンホテルの創業といったエポックメーキングな出来事がありま した。

<1930年代>
1936年にはKAMEHAMEHA GARMENT社、BLANFLEET社というその後のハワイアンシャツを 代表する会社が生まれています。ハワイアンシャツがテーラーメイド品から量産品と して代わっていきました。 またさきほど述べましたようにエラリー・チャンが「アロハシャツ」を商標登録した のもこの年のことです。

<1940〜1950年代>
1941年〜1945年は太平洋戦争がありました。その間は軍需製品以外に量産がされるこ ともなかったのですが、終戦後、ハワイアンシャツがまさに絶頂期を迎えることにな ります。 レーヨンという素材がハワイアンシャツの素材として用いられたのです。もともとは 人造絹として開発されたものですが、シルクとはまた違った独特の深みのある色が表 現できるようになりました。

またこの頃、
1. メインランド(アメリカ本土)から優秀なデザイナーがハワイに来てその腕を競 い、後にコレクターたちが愛してやまない素晴らしいデザインが数多く生まれた。
2. メインランドからの輸入に加え、多品種小ロット生産に応じる日本の生地メー カーから輸入が開始された。
3. 抜染といわれるプリント技法が使われ、鮮やかな色彩が表現されたこと。また日 本の和装における伝統技術である型合わせにより、特に多色づかいの和柄のオーバー プリントものでその真価を発揮する。
4. ハワイを題材としたハリウッド映画が相次いで公開され、モンゴメリークリフト らスターたちがハワイアンシャツを着こなす。(1960年代初頭にはあのエルビス・プ レスリー主演の「ブルーハワイ」が公開されています。)

以上の要因が重なり合い、レーヨンのハワイアンシャツの世界は一気に花開くことに なります。しかし1960年代に入るとまた違った素材に席巻されることになります。

<1960年代>
ポリエステルの登場です。素材自体の扱いやすさ、大量生産向きで安価に製造される ことからレーヨンに取って代わってしまいます。

このようにレーヨンの時代は、1940年代後半から1950年代のほんの10数年しかないこ とになります。この10数年がのちのビンテージハワイアンシャツブームを作ったと 言っても過言ではありません。ヴィンテージハワイアンシャツのコレクターが血眼に なってさがしているのはこの年代のレーヨン素材のハワイアンシャツなのです。例え ば、ファーストハンドでも扱っているKAMEKAMEHA GARMENT社のヴィンテージものはコ レクター間では数百ドルから数千ドルの価格がつくこともザラにあります。

ヴィンテージハワイアンシャツもいいけれどそんなに高価だと着るのがもったいない ですよね。ファーストハンドでは、これらのハワイアンシャツをいまだに作っている 会社やレプリカを作っている会社を中心に取扱っています。やっぱり集めるのもいい けれど普段着として着れなくちゃね。

最後にヴィンテージレーベルを簡単にご紹介します。
ハワイのメーカーでは、
Kamehameha Garment, Yat Loy, Iolani, Malihini, Duke Kahanamoku, Hale Hawaii, Kalakaua, Andrade Resort Shops, Holo Holo, Kuuipo, Musashiya, Nani of Hawaii, Royal Hawaiian, Surf’n Sand, Watumull’s, Pali Hawaiian, Kihi Kihi, Kahara, Kiilani, Shaheen, Kuonakakai Authentic Hawaiian Original, Paradise Hawaii, Paradise Sportswear, Mclnerny’s, Liberty House, ………….etc 他にMede in Hawaiiというノーブランドもあります。
また、メインランドでも数多くのハワイアンシャツメーカーが活躍しました。



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